日頃からお付き合いがあり、住まいも近い親戚の家で、
親戚が使っているパソコンのメンテナンスをしていました。
これは去年をもって継続していません。
親戚のパソコンの使用環境と、私のメンテナンスの例を挙げてみます。
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・家族で1台を共有していたこと
性能に余裕のないパソコンを、家族で1台だけを共有して使っており、
それぞれが使い放題という状態でした。
それぞれが好き勝手に使うので、不具合が多発することに繋がりました。
誰がどんな操作をしたからこういう不具合が起きた、
と特定できない場合もありました。
従って、不具合が断続的に発生していました。
・ ウィルス感染に対処したこと
親戚のパソコンは、メールを自動的に送りつけるというウィルスに感染していたことがあります。
初めて見た時に、誤った宛先に送信し、届かずに戻ってきている多量のメールが
絶えず受信されていたのを見た時に、とても驚きました。
ウィルスに関する情報を調べたり、Windows の再インストールなどを実施したことで、
メールの自動送信を止めることができました。
私はこのウィルスに感染したことはありませんし、
私の父が使っているパソコンでも感染はありませんでした。
さぞ怪しいサイトを閲覧していたのでしょう。
・ 新しいパソコンを組み立てパソコンにしたこと
私の趣味で、私は組み立てパソコンを使っていました。
親戚にパソコンを新しくしたいと言われた時に、
お金を出してもらい組み立てパソコンを用意しました。
これにより、不具合がある度に、私が何度もメンテナンスに呼び出されることになりました。
家電量販店で、メーカー製品を買っておけば、
メーカーのサポートに問い合わせてください、と振ることができますが、
私が組み立てたのでできなかったのです。
・多量のデータ保存で、ハードディスクがパンク状態になっていたこと
上記の組み立てパソコンについてですが、
ある時、極端に動作が重いことがありました。
音楽データやデジタルカメラで撮影した写真を大量に保存していたので、
スワップ領域がなくなり、使い物にならないくらい動作が鈍くなっていました。
私が組み立てたパソコンなので、ハードディスクを増設して対応しました。
ただ、親戚は、自分が保存したデータは「マイドキュメント」フォルダーからの
アクセスしかわからないと思われますので、
増設したハードディスクをうまく活用していたかはわかりません。
使い方を説明しても理解してもらえませんので、
ショートカットは用意しておきましたが、詳細は話していません。
・ 買いかえを促したが、応じてもらえなかったこと
私が組み立てたパソコンには Windows XP をインストールしました。
年数も経過していましたので、Windows 8 搭載のパソコンが発売される直前に
買いかえを提案しました。
それは、Windows 8 の使い勝手が、Windwos 7 以前と比較して大きく変わることで、
使い方がわからない、と言われるのを危惧していたからです。
何度も提案していましたが、買い換えるという返事はありませんでした。
ある時、その親戚の家を訪れました。
そうしたら、Windows 8 搭載のラップトップを購入していました。
話を聞くと、私が買いかえを提案していた直後に、前のパソコンが故障したとのことでした。
私はまだ Windows 8 を使用した経験がありませんので、
その親戚には、「私には使い方がわからないのでメンテナンスには応じられない」
と断ってあります。
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いくら親戚といえども、パソコンのメンテナンスにこき使われ、
謝礼もそれほどもらった記憶はありません。
回数が多く、手間のかかるケースもありましたので、商売として有償でやれば、
そこそこの売り上げになりますよ。
コンピューターの技術を持っていても、こんなにゴミ扱いされてとても悲しいです。